毎年5月の第2日曜日は『母の日』。この日は日頃伝えられない感謝を伝えることができる素敵な日です。
プレゼントを贈る、食事に行く、などいろいろとできることはありますね。特に定番はカーネーションを贈ること。もうテッパン中のテッパン。と思っていたのですが、少し調べてみたところ<モノ>より<コト>のほうが求められていることがはっきりわかりました。
母の日の起源も調べてみました
アメリカ人のアン・ジャービスさんという女性の娘さんであるアンナ・ジャービスさんの行動がきっかけで広まったと言われています。その行動というのは母親のアンさんが亡くなった2年後(1907年)にアンさんが日曜学校で教師をしていた教会で記念会を開き、そこで白いカーネーションを飾ったことからはじまっています。1914年に「母の日」はアメリカの記念日になり、5月の第2日曜日と定められた。
また、日本には1913年に青山学院にアンナさんからメッセージが届き、女性宣教師たちの熱心な働きかけで、日本で「母の日」が定着していくきっかけとなったとされています。
ただ、当時は全国的には普及せず、一部でしか祝われていない行事だったようです。また、 昭和初期頃は皇后の誕生日である3月6日を母の日としていましたが、戦後になってようやく5月の第2日曜日が母の日に制定され、日本でも広く「母の日」が定着するようになりました。
母の日に求めていることは
それでは本題にいきましょう。DNPのマーケティング情報サイト「生活者潮流」にアンケートデータがありました。
年代別で分かれていてとても見やすいですね。20代(2位)以外は「家でのんびりしたい」が1位となり、「食事を作らずに過ごしたい」が20代(1位)以外の2位となってます。忙しい家事を休んでゆっくりしたいということですね。
また、家族から欲しいもののリサーチもあります。
圧倒的1位が「感謝の気持ちを伝えてもらう」というものに。母の日というとお花のプレゼントやスイーツなどのお土産を買って帰るというのが定番となっていますが、母親からするとそれらも含めてになると思いますが、「感謝を伝える」ということが大切となっています。
出典:生活者潮流 http://www.dnp.co.jp/cio/trend/article/10134813_19464.html
画像は2つとも生活者潮流からお借りしました。
そして興味深いのが2008年にも同じようなリサーチをしたところがあります。総合順位になりますが、
- 手紙
- 特にプレゼントはいらない
- ケーキなどのお菓子
- 手料理
- レストランなどでの食事
- アクセサリー(指輪、ネックレスなど)
- バッグ/財布
- 旅行
- 洋服
- ハンカチ
出典:eltha https://beauty.oricon.co.jp/news/54151/full/
この2つのリサーチからわかることは、男性は「形あるもの」をプレゼントしがちだが、母親はそれに対して「気持ち」を求めているということが10年の間で変化がないということです。
母の日キャンペーンというイベントがお花屋さんやケーキ屋さんで目立つようになりますが、「そこに感謝はあるのか?」と消費者金融のCMみたいな感じで、一度心に問うてみてもいいかもしれませんね。
おまけ
なお、あまり知られていないが、5月5日のこどもの日は、国民の祝日に関する法律第2条によると「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝すること」が趣旨となっている。
出典:Wikipedia 国民の祝日に関する法律
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