ご自身のひどい生理痛、なかなか子供に恵まれなかった経験、お子さんのアトピーなど、女性特有の悩みを自ら解決した布ナプキンアドバイザー®の田端さんにお話を聞いてきました。
自分が楽になりたい。それがスタートでした。
2015年8月に布ナプキンアドバイザー®の資格を取り、11月にイベントに初出店してからもうすぐ3年経とうとしています。最初はどんなきっかけで始めたんですか?
「なかなか子供ができなかったときにいろいろ調べて、普段使っているものの影響を知りました。そこで日用品を変えてみると妊娠することができたという経験があります。」
田端さんは当時生理痛もひどく薬に頼っていたそうです。少しでも楽になりたくて調べてみると、普段から使っているものに多くの石油製品が使われていることを知ります。石油製品や化学物質が与える影響を知ることで自然と悪いものを入れない生活に変わっていきます。
「2人目の子供がアトピーだったこともあり、衣類など身につけるものを考えるようになりました。その中で、おむつは布おむつの選択も考えましたが、やはり洗濯が面倒では?サイズアップするごとにカバーを買い換えないといけないのは不経済では?と躊躇していました。
アトピーは1歳半で良くなりましたが、紙おむつを使うことがずっと引っかかっていました。そんな時、新生児からおむつ外れまで継続して使えるカバーに出会い、布おむつを使ってみよう!とすぐに変えてみたところ、早い段階でおむつを卒業することができました。」
もともと布ナプキンが生理痛や生理不順などに良いことを知っていたことと、幼少期にお祖母様から影響を受けた裁縫のスキルを使って、布ナプキンを自分で作るようになったそうです。
「布ナプキンを売っているのを見て、自分でも作れるなって思ったので試しに作り使ってみると、本当によかったんです。子供の布おむつでも「布ってすごい!」と体感した所だったので、すぐに布ナプキンアドバイザー®の資格を取りました。将来的に仕事に出来るかもしれないと思ったので。」
知識経験を全部活かせるのが布ナプキンアドバイザー®でした。
1人目のお子様の服を自分で作っていたときにまわりのママ友たちから「この服かわいい!どこで買ったの?」といわれる機会があり、自分で作っていることを話すと「うちの子にも作って!」と言われることがあったそうです。
「自分で作ったものをいい!と言ってくれる人がいる経験があったので、この布ナプキンをもっと多くの女性に伝えたいと想い仕事にしようと考えました。」
初めてイベントに出店したときは予想よりも売れて、やっぱり興味を持つ人がいるなと感じたそうです。
「布ナプキンのことを知っている人は少なかったです。その特徴や自分の体験をお伝えすると、同じように生理痛やPMS(月経前症候群)に悩んでいる人が多く、まずは試しに使ってみようという人が多かった印象があります。」
知り合いやお客さんから感想を聞いてみると、生理痛が軽くなったとか生理の期間が短くなったとか、自分も経験した嬉しいことがどんどん集まってきたそうです。
「自分と同じように楽になった人がいることが嬉しいですね。一番嬉しかったのは不妊で悩んでいた方が布ナプキンを使って妊娠しました!という連絡をいただいたときは本当に感激しました。」
もちろん布ナプキンだけの影響ではないですが、自分の商品が心から喜んでもらえることは励みにもなり魅力でもあると。
「使い捨てナプキンなどの生理用品を使っていると月経血コントロールができなくなります。昔の人はコントロールができていたので尿漏れの悩みもなかったそうです。逆に言えば今コントロールできてない人は将来尿漏れする可能性が非常に高いということなんです。」
月経血コントロールと尿漏れを防ぐ筋肉は同じものなので、最近は閉経後の女性が布ナプキンを使うことも増えたそうです。商品を作る際のこだわりなどを聞いてみると、田端さんの優しさやご自身の経験と体験を存分に活かしていることがわかります。
「肌に当たる部分は綿100%を使います。その生地も無漂白・無蛍光の生地にします。表の部分はシーチングという薄い生地を使います。厚い生地を使うとゴワゴワ感が残るのでちょうどいい薄さの生地を使っています。」
「ナプキンが当たる部分は経皮吸収率が非常に高い場所です。その特性を活かすために草木染めの商品もあります。玉ねぎの皮やヨモギやびわの葉を使います。」

出典 https://pon-ha-yokunaru.net
この草木染めの商品は11月に開催するハッピーコラボ♪限定商品となっています。特に初めて布ナプキンを使ってみる方はイベントに来場いただき正しい説明を受けてから使われた方が良いそうです。
「年内に出店するイベントは、11月3日4日にしんとうふるさと公園で開催するハッピーコラボ♪、12月10日にグランツガーデンの2つになります。年間で5回前後はイベントにも出ますので、布ナプキンが初めての方は気軽に来ていただきたいです。」
ハッピーコラボ♪
イベントサイト:第13回天然石あすみいべんと「ハッピーコラボ♪〜みのり〜」
日程:2018年11月3日(土)4日(日)
時間:10:00〜16:00
場所:しんとうふるさと公園
アクセス:北群馬郡榛東村大字山子田1920-1(クリックでGoogleマップが開きます)
*11月3日はぐんまマラソンのため一部交通規制があります。公式サイトから交通規制情報をご確認ください。
グランツガーデン
イベントサイト:グランツガーデンFacebookページ
日程:2018年12月9日(日)10日(月)
時間:10:00〜16:00(10日は15:00)
場所:太田市産業支援センター
アクセス:太田市吉沢町1058-5(クリックでGoogleマップが開きます)
*Selenの出店は10日のみになります
Seleneの想い
「Selene(セレネ)は月の女神の名前になります。女性は月の影響をたくさん受けることから名づけました。
私自身が生理に対して、妊娠に対してすごく悩んでいました。健康とはどういうことなのか、普段何気なく使っている物がどんな影響があるのかを知ることができたので、自分の悩みは解決することができました。
生理痛があることは異常なことなんです。だいたい平均1週間くらい痛みがありますし、PMSも含めて考えるととても長い期間悩まされていることになります。生涯で生理がある期間は6年半前後と言われています。尿漏れなども含めればもっと長い期間悩むことになります。
この期間を短くできたり楽になることができたら、それって楽しむ時間が増えることになります。それを叶えることができる1つのきっかけが 布ナプキンです。悩んだり痛い期間は短い方がいいのは当たり前です。さらにご自身の健康ということをいつからでもいいのでしっかりと学んでいけば、自分だけではなく家族の辛さを減らすことができます。
もし今、生理痛や生理不順、不妊や尿漏れに悩んでいる方がいたら、一度布ナプキンを使ってみてほしいです。お小遣いでも買えるような価格で提供するというポリシーは今後もずっと続けていきたいと考えています。」
Seleneの布ナプキンは全年齢対応の商品です。女性しかわからないその悩みが少しでも減ることにつながれば嬉しいと考えている。そんなSeleneの布ナプキンの購入やイベント情報などはブログやInstagramからご覧ください。
日本 布ナプキンアドバイザー協会™について
昔の日本人は着物で下着をつけていませんでした。しかし戦後から70年足らずで日本人のほとんどの人が洋服に移行し、下穿き(ショーツ)を穿くようになり、女性にとって大切な機能がそこなわれてきている現状です。
スカートでも下穿きを穿いている安心感と、1960年代に発売された使い捨て生理用ナプキンの普及により、子宮、生理のことを無視する時代となってしまいました。現在では、高校生でも尿漏れのパッドを当てていると報告されています。
布ナプキンは布製の生理用ナプキンで、洗濯する事で繰り返し使用できるものです。赤ちゃんのトイレトレーニングのように、布ナプキンを使う事をきっかけに子宮を意識し、布ナプキンに経血をつけずにおトイレで排血できること(経血コントロール)に自ら気づくことができます。生理=面倒で嫌な日ではなく、命に感謝し、女性にしかない生理の恩恵を感じてもらいたいと思っています。
布ナプキンアドバイザー®の育成・養成では、布ナプキンの正しい使用方法を知り、快適に使いこなす身体の作り方や、手作り布ナプキンショップができるまで指導ができる、プロの集団を目指します。この協会は、資格を習得した方の起業を応援し、女性の自立を応援するために発足いたしました。
出典:http://school.rose-nunonapu.com/
コメント